Hahn Meitner Institute (HMI)での実験 (2008年8月)
HMIはドイツの物質科学を中心とした研究所で、ベルリン郊外の高級住宅地Wannseeに位置しています。ベルリン市の中心まで電車で30分程度、ポツダムまで10分程度です。この研究所では、極限環境(極低温・高磁場)での実験を得意にしています。今回我々は、絶対温度でT = 0.2 Kの極低温において、水平方向に6Tの磁場をかけることのできる実験装置を用いて、中性子散乱実験を行ってきました。受け入れ体制は、訪問研究者に非常にフレンドリーであり、また実験に行きたい、と思わせる素晴らしい場所でした。
HMI実験施設にて。左から 本堂君(本学M1学生)、Kirrily Rule氏(HMI研究者), 益田、金子氏(日本原子力研究開発機構研究員) 。オレンジ色の装置が、希釈冷凍機を装備した横磁場マグネット