We aim to discover novel quantum state and to clarify its origin by combination
of
1.material synthesis,
2.measurement of bulk property, and
3.neutron scattering experiment at large facility
Newstopics
Students from abroad are welcome!
Please contact us if you have interest in experimental research on solid state physics using
neutron scattering technique.
新着情報news
- 2025年10月
- 10月9日
京都大学の北川進京都大特別教授を含む3名に「多孔性金属錯体(MOF)の開発」により、ノーベル化学賞の受賞が決まりました。
MOFの最大の特徴は無数にある小さな穴に特定の分子を取り込めることです。物性研では、益田教授(2008年当時は横浜市大所属)が北川特別教授との共同研究で、MOF内に酸素分子を閉じ込め、その磁気励起状態を調べる研究が行われていました。この時活躍したのが、研究用原子炉JRR-3に設置されている物性研の中性子共同利用装置PONTAで、MOFのような金属フレームの中にある酸素分子のスピン運動や分子振動を観測することができます。
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参考情報
1. 論文情報
T. Masuda, S. Takamizawa, K. Hirota, M. Ohba, and S. Kitagawa, "Magnetic Excitation in Artificially Designed Oxygen Molecule Magnet", J. Phys. Soc. Jpn. 81, 083703(4 pages) (2008).
2. 科学新聞による紹介記事
3. 日本物理学会JPSJ誌での紹介
4. JPSJのnews and comments
- 2025年8月
- 8月15日
「研究室の日常」を更新しました。
- 2025年7月
- 7月14日
Gøran Nilsen博士、岡本先生、廣井先生との共同研究がPhys. Rev. Bに出版されました。ブリージングパイロクロア磁性体LiInCr4O8の磁気励起に関する研究です。
DOI:https://doi.org/10.1103/wjh8-qt1x
- 2025年6月
- 6月30日
我々のグループのMnTeのカイラル分裂観測の論文が、Journal Club for Condensed Matter
Physicsで紹介されました。
6月20日
最近の研究成果「ハニカム格子NiTiO3におけるディラックマグノン」を更新しました。
6月19日
「研究室の日常」を更新しました。
6月17日
世永さん(NICT)、林田さん(研究室OB, CROSS)、大関先生(東北大学)との共同論文がJ. Phys. Soc. Jpn.に掲載されました。スパースモデリングを用いた中性子非弾性散乱スペクトルの解析についての論文です。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.94.074002
- 2025年5月
- 5月7日
Pengcheng Dai教授, Weiliang Yao博士との共同研究論文がPhys. Rev. Lett.に掲載されました。カゴメ磁性体についてのHODACA分光器を用いた研究になります。
DOI:https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.134.186501
- 2025年4月
- 4月18日
博士研究員の菊地君が米国オークリッジ国立研究所のパーマネント研究員の内定を勝ち取りました。
着任は11月ということでまだ先ですが、おめでとうございます。
就職活動の様子についてはこちら。
4月14日
菊地君のMn3Ta2O8のスピンダイナミクスの論文がJ. Phys.: Cond. Matt.に掲載されました。線形電気磁気効果を示す物質ですが、複雑なスピンハミルトニアンが実現されていることを明らかにしました。JRR-3のHER分光器とHFIR(米国オークリッジ国立研)のCTAX分光器を組み合わせた研究になります。
DOI:https://doi.org/10.1088/1361-648X/adc964
4月8日
「研究室の日常」を更新しました。
4月1日
「メンバー」を更新しました。
- 2025年1月
- 菊地君のディラックマグノンについての論文がJ. Phys. Soc. Jpn.に掲載されました。HODACA分光器を用いた研究になります。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.94.024703
最近の研究成果「新しい概念の磁性体を実験的に検証 ―中性子散乱実験による交替磁性体の観測―」を更新しました。
- 2024年12月
- 「海外での実験旅行記(ORNL@アメリカ)」を更新しました。
私たちのグループが建設した次世代三軸分光器HODACAが、2024年12月号の「JPSJの最近の注目論文から」で写真入りで紹介されました(播磨尚朝 日本物理学会誌 79, 688 (2024).)。
- 2024年11月
- Liu君のスカーミオン物質GaV4Se8についての論文がj. Phys. Soc. Jpn.に掲載されました。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.93.124707
Liu Zheyuan君(D2)が日本物理学会第79回年次大会学生優秀発表賞(領域3)を受賞しました。
- 2024年10月
- 交替磁性体MnTeのカイラルマグノンの観測に初めて成功しました。この研究成果「Chiral Split Magnon in Altermagnetic MnTe」は、2024年10月8日にPhysical Review Lettersにオンライン公開され、Editors' suggestionに選ばれました。
日本語のプレスリリース「新しい概念の磁性体を実験的に検証 ―中性子散乱実験による交替磁性体の観測―」も公開されました。
10月9日付の日刊工業新聞で「二重波形を初観測」という見出しで紹介されました。
英語の物性研ニュース「Experimental Verification of a New Magnetic Concept — Observation of Altermagnetic Materials via Neutron Scattering Experiments —」が公開されました。
- 2024年9月
- 擬一次元反強磁性体についての、木村健太先生(大阪公立大学)との共同研究がPhys. Rev. Lett.に出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.133.086701
研究内容がプレスリリースされました。
https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/news2.html?pid=24009
- 2024年8月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2024年6月
- 新しく建設した中性子分光器HODACAの論文が出版されました。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.93.091004
- 2024年4月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2024年4月
- 「海外での実験旅行記(ORNL@アメリカ)」を更新しました。
- 2024年4月
- 「海外での実験旅行記(PSI@スイス・ORNL@アメリカ・CSNS@中国)」を更新しました。
- 2024年4月
- WEI ZIJUN君(D1)が複数の学会で優秀発表賞を受賞しました。
- 2024年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2024年3月
- NIMSの長谷さんとのKCu4P3O12についての共同研究が、Phys. Rev. Bに出版されました。
機械学習を援用した計算と中性子散乱実験を組み合わせた論文です。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevB.109.094434
- 2024年3月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2024年1月
- 長谷川君(益田研卒業生)の研究がNature Communicationsに掲載されました。
閲読者とのやりとりでは菊地君(益田研卒業生で現博士研究員)も大きな貢献をしました。量子磁性体のマグノン寿命を磁場で制御する研究です。
現在は、博士1年生のWei君が引き継いで研究しています。
本研究のプレスリリース記事はマイナビニュースや文教速報デジタル版、News Picksなどで紹介されました。 - 2023年12月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2023年10月
- 「実験装置」に「多重型三軸分光器HODACA」を追加しました。
- 2023年10月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2023年7月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2023年7月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2023年5月
- 最近の研究成果「静的には異なるが動的には酷似する磁気状態の発見」を更新しました。
- 2023年5月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2023年5月
- 菊地君のスピンチューブCsCrF4についての論文がPhysical Review Bに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevB.107.184405
- 2023年5月
- 菊地帆高君(D3)が2023年春季大会日本物理学会学生優秀発表賞(領域10)を受賞しました。
- 2023年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2023年3月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2023年3月
- 最近の研究成果「結合したハニカム格子化合物Ni2InSbO6におけるスピン励起」を更新しました。
- 2023年2月
- Liu君のらせん磁性体Ni2InSbO6についての論文がPhysical Review Bに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevB.107.064428
- 2022年9月
- 植田君とのファンデルワールス磁性体の結晶場についての共同研究が、J. Phys. Soc. Jpn.に出版されました。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.91.094706
- 2022年8月
- 左右田さんとのZ2ボルテックスについての共同研究が、J. Phys. Soc. Jpn.に出版されました。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.91.094707
- 2022年5月
- オークリッジのグループとの、金属カゴメ反強磁性体FeSnについての共同研究がPhysical Review Bに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevB.105.L180403
- 2021年11月
- Je-Geun Park氏とのキタエフ液体に関する共同研究がJournal of Physics: Condensed Matterに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1088/1361-648X/ac2644
- 2021年11月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2021年10月
- 植田君の論文がJournal of the Physical Society of Japanに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.90.114702
- 2021年10月
- 神戸高志氏との超酸化物NaO2についての共同研究がPhysical Review B誌に出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevB.104.L140402
- 2021年10月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2021年10月
- 東大新領域木村健太氏との新しい電気磁気効果物質Mn3Ta2O8についての共同研究の論文がInorganic ChemistryのFeatured articleに選ばれました。
DOI:https://doi.org/10.1021/acs.inorgchem.1c02461
- 2021年9月
- 上海交通大学Jie Maグループとのキタエフ液体に関する共同研究がNature Communicationsに出版されました。
DOI:https://doi.org//10.1038/s41467-021-25567-7
- 2021年9月
- 植田君の論文がJournal of the Physical Society of Japanに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.7566/JPSJ.90.104706
- 2021年9月
- 「冷中性子三軸分光器HER@C11」を更新しました。
- 2021年8月
- 東大工学部齊藤研究室との共同研究がNature Communicationsに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1038/s41467-021-25494-7
- 2021年7月
- 長谷川君の論文がPhysical Review Researchに出版されました。
DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevResearch.3.L032023
- 2021年5月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2021年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2021年4月
- 中性子分光器のログページを作成しました。
- 2020年11月
- 長谷川舜介君(D2)が中性子科学会第20回(2020年)年会でポスター賞を受賞しました。
- 2020年5月
- 「研究室の日常」を更新しました。
- 2020年5月
- 最近の研究成果「フラストレート一次元鎖磁性体NaCuMoO4(OH)のスパイラル磁気秩序と磁場誘起スピン密度波」を更新しました。
- 2020年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2019年11月
- 「海外での実験旅行記(ORNL@アメリカ)」を更新しました。
- 2019年10月
- 最近の研究成果「フラストレート量子磁性体におけるハイブリッド励起を発見 -譲り合う励起状態たち-」を更新しました。
- 2019年9月
- 最近の研究成果「スピントロニクスの方法を活用しスピン液晶状態の特徴を初めて解明」を更新しました。
- 2019年4月
- 歪みのないカゴメ三角格子の磁気状態に関する論文が出版され、物性研ニュースで紹介されました。
- 2019年4月
- 「研究室の日常」を開始しました。
- 2019年4月
- 歓迎会を行いました。
- 2019年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2019年3月
- 送別会を行いました。
- 2019年2月
- 最近の研究成果「希土類ホウ酸鉄CeFe3(BO3)4の磁気秩序」を更新しました。
- 2019年2月
- 最近の研究成果「ストライプ秩序をもつハニカム格子反強磁性体Ba2NiTeO6におけるスピンダイナミクス」を更新しました。
- 2018年12月
- 忘年会を行いました。
- 2018年12月
- 長谷川舜介君(M2)が中性子科学会第18回(2018年)年会でポスター賞を受賞しました。
- 2018年4月
- 歓送迎会を行いました。
- 2018年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2018年3月
- 送別会を行いました。
- 2017年12月
- 林田翔平君(D3)が中性子科学会第17回(2017年)年会でポスター賞を受賞しました。
- 2017年9月
- 「海外での実験旅行記(PSI@スイス)」を更新しました。
- 2017年8月
- 「研究室イベント(富士山山行記)」を更新しました。
- 2017年6月
- 「海外での実験旅行記(ORNL@アメリカ)」を更新しました。
- 2017年4月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2017年3月
- 歓送迎会を行いました。
- 2016年12月
- 忘年会を行いました。
- 2016年12月
- 左右田稔助教が第14回(2016年)日本中性子科学会奨励賞を受賞しました。
- 2016年10月
- 最近の研究成果「マルチフェロイック物質Ba2CoGe2O7における磁気モーメントの連続的電場制御」を更新しました。
- 2016年7月
- 最近の研究成果「正四面体スピンによる熱力学への挑戦」を更新しました。
- 2016年4月
- 歓送迎会を行いました。
- 2016年4月
- 柏の葉公園でお花見を行いました。
- 2016年3月
- 「海外での実験旅行記(ISIS@イギリス)」を更新しました。
- 2016年3月
- 左右田稔助教が第10回(2016年)日本物理学会若手奨励賞(領域3)を受賞しました。
- 2016年3月
- 送別会を行いました。
- 2016年2月
- 修士論文・博士論文の打ち上げを行いました。
- 2016年1月
- 最近の研究成果「リラクサー磁性体LuFeCoO4における磁性と誘電性の関係」を更新しました。
- 2016年1月
- 最近の研究成果「凹凸ハニカム格子反強磁性体Ba2NiTeO6の磁気秩序」を更新しました。
- 2015年8月
- 最近の研究成果「マルチフェロイック物質NdFe3(BO3)4の磁気異方性と電気分極の構造の起源の研究」を更新しました。
- 2015年8月
- 「海外での実験旅行記(ANSTO@オーストラリア)」を更新しました。
- 2015年5月
- 「メンバー」を更新しました。
- 2015年5月
- 「海外実験について(Highlight proposal)」を更新しました。
- 2015年3月
- 「海外での実験旅行記(ILL@フランス)」を更新しました。
- 2014年10月
- 「海外での実験旅行記(ANSTO@オーストラリア)」を更新しました。
- 2014年10月
- 「海外での実験旅行記(ILL@フランス)」を更新しました。
- 2014年9月
- 「海外での実験旅行記(ISIS@イギリス)」を更新しました。
- 2014年8月
- J-PARC/MLF,HRC分光器にて、10Tの高磁場印加が達成されました。
- 2014年5月
- ホームページをリニューアルしました。
- 2014年3月
- スピン・ネマティック相互作用の観測について研究成果がプレスリリースされました。
- 2014年3月
- 「最近の研究成果より」開始
- 2013年10月
- 「海外での実験旅行記」開始